2013年11月28日木曜日

スターエンジニアに関する考察

いろんな所のCTOやスターエンジニアと呼ばれる人たちを見て、最近こんな事を思う様になった。

僕は1994年、理系の単科大学に入学した。で、その中で色々、コイツはスゲぇって人を見ているんだけど、一般的に出来るプログラマと言われるレベルの人は、理系の単科大学の電子、情報あたりにはそれこそゴロゴロ居た。
大学生の時からLinuxのコミッタをしていたり、限られたメモリで職人的なプログラムを書く人がいたり、シュミレーションを書かせたら右に出る物は無いとか。
僕自身も、ポケコンの性能を最大限引き出したツールを書くのが得意で、NANDを並べて論理回路を組むのには天賦の才があると思うくらい、出来たしすんなり頭に入って来た。
何が言いたいのかというと、多少の差こそあれ、各人何かしら得意なフィールドがあって、その分野なら第一線っていう事をよく見たという事。

今、スターエンジニアと言われている人たちを見ると、各人それぞれ得意な分野がある中で、得意分野が今関わっている業務内容とマッチしていて、甘んじず他の分野に枝葉を広げた結果であるんだろうなと思った。

技術の世界は積み重ねの結果であり、今注目されていてもそれは誰かの作った成果物の上に成り立っているんだって事は、忘れてはいけないって思うんだよね。
確かに相当大手に行かないとNANDを並べて論理回路を組む才能は発揮出来ないかもしれないけど、そういうのが得意な人の成果が今のコンピューターを縁の下から支えてる訳で、スターエンジニア扱いでは無いけれども同じ様に重要でスゴい仕事をしている事には変わりがないんだと思う。
という訳で、エンジニアは自分の得意な分野を見極めて、それを生かす戦略を考えたらいいんじゃないかなと思いました。