最近、 じょしらく(1) (ワイドKC)
僕も大学生時代、落語好きな後輩に誘われて何度か寄席に通った覚えがあります。
都心部だとその気になれば行ける距離に演芸場があって、割と空いているかなーと思ったら割とお客さんも居て、客層も非常に印象的で今でも覚えてます。あなた絶対会社の結構偉いヒトでしょ!という粋な風体のオジサマが一人でフラリと笑いに来ておられたり、老夫婦がニコニコと見に来ておられたり。でも大学生位の年齢は他には居なかったなぁ。
思うのですが、こういう大衆文化的な伝統芸能っていうのはわざわざ残す物ではないんだろうなとも思いますが、地方だと振れる機会もやはり少ないので、色々勿体ない気がします。実際、”ちょっと映画でも観に行くか”の感覚で消費されるべき物なんだろうなと。その辺りは僕が心配してどうなる話でも無いのですが。
で、僕の事を落語に誘った後輩は、今は噺家をしています。
僕も僭越ながら、彼の都合の付く時にカフェなどをお借りして、小規模な寄席をたまに仕切ったりしております。こういうのは、結局、サラリーマン時代には出来なかった”世の中と接点を持つ”事でありまして、そうやって社会に対してアクションを続けて行く事が、何者かになるって事なんだろうなと朧げながらに感じております。
前述の落語漫画などはまず落語に振れた事の無い層にも興味を持ってもらう一歩としては面白いなぁと思います。が、やはり真骨頂は寄席に行って聞くナマの落語でしょ。
という訳で、何とかこの案件を乗り切ったら、久々に寄席でも行ってみたいと思います。
はー、仕事しよ。
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